· HARUBOUYA · ai · 8 min read
生成AI導入の外注費用はいくら? 相談・研修・開発ごとの相場と見積りの見方
相談は数万円、研修は数十万円、開発は数百万円からが目安です。桁が変わる理由は「何を納品するか」の違いです。依頼の種類ごとの相場と、見積りで確認する項目をまとめます。

「生成AIの導入を外に頼みたいが、いくらかかるのか見当がつかない」。相談の入口で一番多い質問です。
調べると、数万円の話と数千万円の話が同じ「AI導入支援」の名前で並んでいます。**桁が違うのは、頼んでいる中身が違うからです。**依頼の種類ごとに相場を分け、見積りを受け取ったときに確認する項目を整理します。
金額は2026年9月時点で公開されている各社の相場記事をもとにした目安です。税抜、1ドル=約154円で換算しています。
問題:同じ「AI導入」でも、頼んでいるものが違う
| 依頼の種類 | 納品されるもの | 期間の目安 |
|---|---|---|
| スポット相談 | 助言、進め方の案 | 1〜2時間 |
| 診断・構想づくり | どの業務から始めるかの提案書 | 2週間〜2か月 |
| 研修 | 社員が使える状態(知識と手順) | 半日〜数か月 |
| 伴走支援 | 社内で回る仕組み、ルール、手順書 | 月単位で継続 |
| 開発 | 動くシステム(チャットボット、社内データ検索など) | 3か月〜 |
この表のどこを頼みたいのかが決まらないまま見積りを取ると、比べようのない金額が並びます。
仕組み:種類ごとの相場
相談・診断
| 内容 | 相場の目安 |
|---|---|
| 初回ヒアリング | 無料のことが多いです |
| スポット相談 | 公開している事業者は少ないです。HARUBOUYAは1時間 15,000円 |
| 要件定義・構想づくり(開発会社) | 40万〜200万円 |
| 戦略立案(大手コンサル) | 数百万〜数千万円 |
研修
| 形式 | 相場の目安 |
|---|---|
| eラーニング | 1人 5万〜10万円(月額制なら1人 4,000〜1万円/月) |
| 講師派遣(半日) | 30万〜50万円 |
| 講師派遣(1日) | 80万〜150万円 |
| 自社の業務に合わせた作り込み | 100万〜300万円超 |
研修は、条件を満たせば人材開発支援助成金の対象になります。中小企業は経費の75%が助成される区分があるため、申し込む前に社労士か労働局に確認しておきたいです。
開発
| 規模・工程 | 相場の目安 |
|---|---|
| PoC(小さく試す検証) | 100万〜500万円 |
| 試作(MVP) | 100万〜500万円 |
| 社内向けの中規模システム | 500万〜1,500万円 |
| 社内文書を検索して答える仕組み(RAG) | 500万〜1,800万円 |
| 運用・保守 | 月 60万〜200万円 |
ツールの利用料(外注費とは別)
外注費とは別に、AIツールの月額が人数分かかります。
| ツール | 1ユーザーあたりの月額(年払い) |
|---|---|
| ChatGPT Business | 20ドル(約3,080円) |
| Claude Team(Standard) | 20ドル(約3,080円) |
| Microsoft 365 Copilot Business | 3,148円(Microsoft 365 本体の料金は別) |
料金は改定が多いです。契約前に各社の公式ページで確認する前提で読んでほしいです。
やること:見積りで確認する6項目
見積書を受け取ったら、次の6つを見てください。
| 確認する項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 1. 納品物 | 「支援一式」ではなく、提案書・手順書・システムなど形のあるもので書かれているか |
| 2. 期間と打ち合わせの回数 | 月額の支援なら、月に何回・何時間か |
| 3. ツール代の扱い | AIツールの月額が含まれているか、別払いか |
| 4. 社内で必要な作業 | 資料の用意やテストに、自社の社員が何時間使うか |
| 5. 終わり方 | 契約終了後、社内だけで運用できる資料が残るか |
| 6. 中止の条件 | 効果が出なかった場合に、途中で止められるか |
特に4と5は書かれていないことが多いです。質問して、回答を文面でもらっておきます。
失敗例:費用が膨らむパターン
| 失敗 | 起きたこと | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| いきなり開発から頼みます | 数百万円かけましたが、現場の業務に合わず使われません | 先に診断か小さな検証で、効果が出る業務を確かめます |
| 研修だけで終わります | 研修の翌月には、元のやり方に戻っています | 研修と同時に、業務で使う手順とルールを用意します |
| 月額支援の中身が曖昧 | 定例会議だけが続き、何も残りません | 月ごとの納品物を契約時に決めます |
| ツール代を見落とします | 全社員分の月額で、年間の費用が想定の倍になります | 最初は対象部署だけで契約し、効果を見て広げます |
まとめ
- 費用の桁は「何を納品してもらうか」で決まります。相談・研修・開発を分けて考えます
- 目安は、相談が数万円、研修が数十万円、開発が数百万円から
- 外注費とは別に、AIツールの月額が人数分かかります
- 見積りでは、納品物、社内の作業量、終わり方の3点を必ず確認します
- 迷ったら、開発の前に診断か小さな検証から始めます
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