· HARUBOUYA · business · 7 min read
こういう相談は受けます、こういう相談は受けませんの線引き
個人でデータまわりの仕事を請けるうえで、受ける相談と受けない相談の線引きです。進め方、費用の考え方、最初の連絡に書いてほしいことまでまとめます。

個人でデータまわりの仕事を請けています。問い合わせをいただくとき、多くの方が最初に迷うのは「これは頼んでいい話なのか」という点のようです。
断られるかもしれない相談を送るのは、気が重いものです。なので、先に線を書いておきます。
受ける相談
数字が合わない、の整理です。部署ごとに違う数字が出てくる、毎月すり合わせに時間を使っています。こういう状態から、定義を一本化して集計の元を一つにするところまで担当します。
データの置き場所の設計と構築です。複数のシステムに散っているデータを、一箇所にまとめて使える形にする仕事です。規模は小さくて構いません。テーブル1本から始める案件も受けています。
ダッシュボードとレポートの作成です。何を見るべきかの整理から入ります。すでに作ったものが使われていない、という相談も含みます。
定例レポートの自動化です。手作業で毎月作っているものを、止まりにくい形で自動化します。
計測まわりの棚卸しです。前任者が組んだタグの中身が分からない、数字が正しいか自信がありません。この状態を可視化して、整理するところまで担当します。
AI活用の導入設計と社内研修です。何に使うかの見極め、運用ルールの整備、使える状態にするための研修まで担当します。
単発の相談です。1時間だけ壁打ちしたい、見積もりを取る前に方針を固めたいです。こういう使い方も歓迎です。
受けない相談
常駐や、毎日の稼働が前提の案件です。個人事業として、時間の確保に限りがあります。
24時間の障害対応が必要な基幹システムです。止まると事業が止まる規模のものは、体制のある会社に依頼してください。個人が一人で受けるべきではありません。
**目的が決まっていない状態での「とりあえず全部」**です。何を見たいかが定まらないまま大きく作ると、使われないものができます。この場合は、まず整理の相談として受けます。
他社の成果物の善し悪しだけを判定する依頼です。前提を知らない状態での評価は、正確になりません。引き継いで直す前提であれば受けます。
デザイン主体の制作です。見た目を作るのが主目的の仕事は、専門の方のほうが良い結果になります。
線を引いている理由
受けられる量を超えると、すでにお請けしている仕事の品質が落ちます。それは結局、誰の得にもなりません。
もう一つあります。私が得意なのは「散らばったものを、判断できる形に整える」ことです。ゼロから大規模なシステムを作ることでも、見た目を作ることでもありません。得意でない領域を無理に受けるより、はっきり言ったほうが早いと考えています。
進め方と費用の考え方
最初は必ず、現状を聞くところから始めます。ここで「そもそも作る必要がない」という結論になることもあります。その場合はそう言います。
費用は、作業の量ではなく範囲で決めます。曖昧なまま時間で積むと、お互いに終わりが見えなくなるためです。範囲が決まらない段階では、まず範囲を決めるための相談として、短時間で区切る形をおすすめしています。
最初の連絡で書いてほしいこと
次の3つがあると、初回の返信で具体的な話ができます。
- いま困っていること(うまく言語化できていなくて構いません)
- いま使っているツールやサービスの名前
- いつまでに、どうなっていたいか
資料は不要です。整ってから、と思っているうちに時期を逃すほうがもったいないので、箇条書きで構いません。
「これは受けてもらえる話ですか」という確認だけの連絡でも大丈夫です。違う場合は、その旨と、どこに相談すると良さそうかをお伝えします。
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