· HARUBOUYA · business · 6 min read
スポット相談で解けること、解けないこと
1〜2時間で区切る単発の相談でできることと、できないことを整理します。持ち帰れる成果物、事前に共有してほしい資料、委託に移る場合の流れまでまとめます。

いきなり開発を依頼するのは、決裁の面でも心理の面でも重たいものです。
そのため、1時間から2時間で区切る単発の相談を用意しています。ただ、この形で何ができて何ができないのかは、事前に分かっていたほうがお互いに無駄がありません。
スポット相談で解けること
進め方が決まらない、の交通整理です。やりたいことは複数あるが順番が決まらない、という状態を、依存関係で並べ直します。たいてい、先にやるべきものは1つに絞れます。
やるかやらないかの判断材料づくりです。内製か外注か、いま作るか来期にするかを判断します。判断に必要な観点を、その場で洗い出します。結論まで出ないこともありますが、何を調べれば決まるかは明確になります。
今あるものの健康診断です。ダッシュボードや集計の仕組みを見せてもらって、どこが危ないかを指摘します。画面共有で十分です。
用語と概念の翻訳です。ベンダーの提案書や見積もりを一緒に読んで、何が書かれているかを日常の言葉に直します。これは想像以上に需要があります。
小さな詰まりの解消です。集計の考え方、指標の定義の決め方、ツールの設定で迷っている箇所などです。この種の話は1時間あれば片づきます。
スポット相談では解けないこと
実際に作ることです。当然ですが、構築や実装は入りません。設計の方針までです。
大量のデータを見ての調査です。実データを預かって分析するには、環境の準備と時間が必要です。別の作業として区切ります。
関係者の合意形成です。社内の意見が割れている場合、外部の一言で決着することはありません。論点を整理するお手伝いはできますが、決めるのは社内です。
網羅的な監査です。「問題が全部洗い出せますか」と聞かれることがありますが、1時間では無理です。目立つ危険を指摘するところまでになります。
1時間で持ち帰れるもの
相談のあと、次の3つをまとめてお送りしています。
- 話した内容の要点
- 最初に着手すべきことと、その理由
- 次に確認すべき事項(社内で調べていただく項目)
この3つがあれば、社内で説明する材料になります。相談したものの何も残らない、という状態は避けたいので、ここは必ず用意します。
事前に共有してほしい資料
あると話が早いものを挙げます。すべてそろわなくても大丈夫です。
- いま使っているツールやシステムの名前(一覧でなくてよい)
- 困っている画面のスクリーンショット
- ベンダーからもらった提案書や見積もり(ある場合)
- どうなっていたいかを書いた数行のメモ
機密にあたるものは、送っていただかなくて構いません。当日の画面共有で拝見する形でも進められます。
相談から委託に移る場合の流れ
相談の結果、作業をお願いしたいという話になった場合は、あらためて範囲を決めて見積もりを出します。相談した時点で依頼が確定するわけではありません。
逆に、相談の結果「これは社内でできます」となることもあります。そう伝えたほうが良い場面では、そう言います。
単発の相談は、お互いの様子を見る場でもあります。合わないと感じたら、そこで終わりにして構いません。
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